うつ病で布団から出れない、出勤できず無断欠勤、ストレスを受けても頑張り過ぎてうつ病に。うつの裏側にあるやっかいな問題を解消方法はセラピー。臨床心理士、カウンセリングオフィス☆のむら、横浜、山手駅10分
うつ病 事例1うつ病 事例2 -仮面うつ病-うつ病 事例3 -抑うつ神経症- 

仮面うつ病 −masked depression− 

 うつ病、またそこまではいってないがうつ状態というのはどんなものなのか?現代はうつ病やその症状についてはインターネットでたくさん調べられますので、ここでは職場でよく見られるケースを1つと身体の病気と間違えやすいケースを1つご紹介したいと思います。 これらは実在の方々ではなく、頻繁に見られる状態を合体して事例として作成してあります。

うつ病 事例2 Bさん (女性42歳主婦、パート勤務)


 Bさんは営業マンの45歳夫、19歳の長男、15歳の長女がいる主婦。 2年前からパートでスーパーのレジもしていて活発なイメージの女性です。
 長男は第二志望の私立大学に入り、長女も高校受験を控えて経済的に自分も頑張らねばと一生懸命働いています。 長男はすでに友人との付き合いやアルバイトに精を出し、長女は高校受験と反抗期が重なったのかBさんの世話焼きに「わかったわかった。うざいんですけど」という反応で まともに取り合ってくれず、営業マンの夫は会社が厳しく、帰宅も遅い毎日。じっくり話をする機会もいつの間にかなくなっています。

職場でのストレス

 そんなときパート先のスーパーに38歳の新人が入り、親切に指導しようとするBさんの言葉を無視していつの間にかBさんの後輩たちを仕切っていることに気付きました。その女性はこの仕事の経験が長く、Bさんに教えてもらう必要なんかないと後輩女性たちに 豪語しているのを漏れ聞いてしまいました。後輩女性たちも先輩女性たちも個性の強い新人女性にいつのまにか迎合している雰囲気さえ出てきました。
  内心頭にきたBさんでしたが「仕方ない」と我慢しながら仕事をしていましたが、だんだんと仕事中に頭痛や動悸がするようになり、肩こりや目の疲れが異常なほど ひどくなってきました。「私も更年期なのかなー?」と思いつつ我慢して仕事や家事をこなしていましたが、ある日仕事が終って着替えているときめまいがしてしばらくその場から動けなくなってしまいました。

内科医を受診

  さすがに気になって近所の内科を受診しました。医師は「そろそろ更年期ではないですか?」と言い、「肩こりをやわらげて気持ちも落ち着く薬」というものを寝る前にと処方してくれました。
  しかしその薬をのんで多少肩こりが一時的に和らぎ眠りがよくなったようでしたが、症状全体はまったく変わらない・・というか少しずつひどくなるようでした。 そのうちに腕のしびれや背中の痛みまで出てきて「いったいどうなっちゃったの?」と不安な毎日でしたが家族に言うこともなく頑張って毎日の生活をこなし続けました。

  あるとき職場で仕事中に理由もなく急に涙が出て止まらなくなってしまい、早退してしまいました。その日にいつもの病院に行きましたが、医師はいつもより詳しく様子を 聞き「一度心療内科か精神科に行ってみてください」と紹介状を書いてくれました。

心療内科・精神科を受診

 Bさんはちょっと抵抗があったもののあまりにつらく、紹介状ももらったので比較的近くにある精神科・心療内科と書かれた病院に行きました。 そこの医師の診断は「うつ病」それも主に身体症状が主に出る俗に「仮面うつ病」といわれるものだとのことでした。必要な抗うつ剤を中心にいく種か薬が出ました。

 さすがに「うつ病」と言われたので夫にも話し、夫も驚いて話をまともに受けとめてくれました。同時に夫は会社の健康管理室に相談し、その会社では家族のカウンセリングも受けられるとわかりました。産業保健スタッフの勧めで薬の治療とカウンセリングを併用することになり、仕事を休むこともなく、3ヶ月ほどで元気を回復しました。
 薬も減って、最低限の種類と量をもうしばらく続けることになりました。 これを機会に夫もBさんのことを気にかけるようになり、病気と知った長男長女も母親を無視することがなくなりました。
 

カウンセリング

 Bさんは「自分も我慢ばかりして気持ちをためこむのが病気のもとだったのかも」と自覚でき、家族関係も少しずつ明るいものになってきました。
問題のパートの新人女性に対しても「自分が先輩なんだから」との自負が強すぎたことが原因だったかもしれない・・と振り返り、その人間関係についてはカウンセリングを継続して解決していきたいと積極的になってきました。


うつ病、仮面うつ病、抑うつ神経症、職場適応、トラウマなどSRT(スピリチュアル レスポンス セラピー)で。カウンセリングオフィス☆のむら
 Bさんは比較的早い時期に内科の医師が「うつでは?」と判断して精神科紹介となりよかったのですが、このように身体に症状がたくさん出るうつの場合は抑うつ気分や、 不安焦燥感、集中力欠如が自覚できにくく、うつに詳しい医師やカウンセラーでないとすぐにはわからず、心身症や更年期の自律神経失調と思われてよくならず苦しんでいるケースも多いのです。こういう場合もじっくり話を聞いていくと必ず上記の症状が目立たなくても存在するのです。

  また仮面うつ病は事例1のタイプの「うつ病」と違い、身体はなんとか動くことが多いのです。うつ病になりやすいがんばり屋さんたちは仕事や家事を苦しみながらもこなしていることが多いのです。本人も周囲はもちろん、場合によって内科でも気付かれないことが今も決して少なくありません。


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