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パニック障害 とは? -- 不安神経症 --

 パニック障害というのはちょっと昔風にいうと「不安神経症」のなかの一つの診断名です(もう一つは全般性不安障害)。 原因が思い当たらないか、あってもそれに「不釣合いな病的な不安」とそれに伴う身体症状が主なものです。この診断名を知っている方はかなり多くなっており、それだけ人数も増えているのかと思われます。
 そもそも「神経症」とは神経系の変性などの異常がないのに「こころの葛藤が身体症状として」出てきてしまうものをいいますが、ここでは一生のうち2−3%の人がかかる可能性がある「パニック障害」の事例を書いて見ましょう。
 

Fさん (27歳 女性 独身 デパート勤務)

 Fさんは高卒後大手のデパートに勤務してきました。事務職で入社したのですが、人当たりがよく親切で機転がきく人柄を買われて4年前から販売担当となり、現在は高級婦人服売り場にいいます。周囲のスタッフは職員ではなくパートや派遣スタッフがほとんどです。仕事も人間関係も特に問題なく、現在は結婚のつもりで付き合っている男性もいて公私共に充実していると思っていました。

突然 「動悸、しびれ、めまい、強い不安」・・・

 ある秋の日、通勤電車で帰宅途中突然「動悸」が激しく感じられ、、息が苦しくなり(過呼吸発作)、しびれ感、めまいなどが強く起こり、強い不安感で「このまま死んでしまうんではないか?」という思いでパニックになりました(これをパニック発作といいます)。立っていたのですがしゃがみこんでしまったため周囲の人がびっくりして次の駅で降ろしてくれ、駅員さんを呼んでしばらく横にならせてもらいました。そうしている間にパニック状態は収まり、帰れる状態にはなりましたが、またあんなふうになるのが怖くて自宅駅に近かったためタクシーを呼んでもらいました。
 それからというものFさんは電車に乗ると「またあんなふうになったら・・」という不安で(予期不安といいます)ゆったりと電車に揺られるということができなくなってしまいました。

再び 「動悸、しびれ、めまい、不安」・・・

 しかし2ヶ月くらい何ごともなかったためその不安もだいぶ和らいだのですが、またある日また帰りの電車内で似た症状になってしまいました。最初のパニック発作よりは多少弱かったものの、Fさんはすっかり電車が怖くなり、職場の帰り一人で帰れなくなり、同じ方向の同僚に頼んでいっしょに帰ってもらったりしました。同僚の女性は「それってパニック障害っていうんじゃない?今結構いるらしいよ」と教えてくれました。その友人の奨めで心療内科を受診しました。
 

心療内科・精神科を受診

 友人のいうとおり医師からは「パニック発作ですね」と言われ、何種類かの薬を処方されました。ストレスについて聞かれましたが特に思い当たることはありませんでした。
 それから症状は少し弱くなりましたがひと月に一度くらいパニック発作が起こり、電車に乗るのがすっかり怖くなったFさんは心ならずも休職することになりました。その医師は「パニック障害には薬が有効なんだけれど、背景にあなたの性格パターンや人間関係が気付かず隠れていて下地になってることがあるから、カウンセリングも受けられることを奨めます」とカウンセラーが紹介されました。

カウンセリング開始

 Fさんは三人妹弟の長女ですが母親は身体が弱く、父親は厳格でした。少し年の離れた妹弟には頼られる存在です。母親がいつ倒れるかわからない。自分がしっかりしなくてはいけないといつの頃から当たり前のように思って生活していたようです。
 職場でも周囲に気を使うことが当たり前でそのために嫌われることもなく、仕事の能力も認められて現在に至ったわけですが、本当の自分はいったいどういう人間なのか、本当は何を望んでいるのか・・・そんなことがわからなくなっている・・・ということに次第に気付いていきました。

自分の感情を閉じ込めていた

 Fさんがだいぶよくなってから語った言葉によれば「自分は知らないうちに自分を囲いの中に閉じ込めていたみたい。出口はあるハズなのに出口がないと思いこんでいた。またそういうことも今やっと気付いたんです。苦しいことさへ気付けなかったんです・・・」「今まだ苦しいです。というかやっと気付いたんです。自由になりたい。でも自分が不自由にしてたんですね」

自分の心のクセに気づく

 Fさんがそのことに気付いてだんだんとこころの自由度が上がるにつれパニック発作の回数も減り、また「絶対死んだり気が狂ったりしない」ということも体験から学習してきたため発作時のこころ構えもできてきました。
 2年経った頃には電車に乗るときの緊張感もあまりなくなり、発作の起こる回数が減り、お守代わりの薬は持ち歩いていますがそれを使うこともだんだんとなくなっていきました。


パニック障害は動悸、しびれ、めまい、強い不安、緊張。「感情を閉じ込めてしまう」言いたいことが云えない傾向あり。SRT(スピリチュアル レスポンス セラピー)でカウンセリング。臨床心理士、横浜、山手駅10分
 パニック障害の方は表に出さないよう気をつけていますが実は人間関係に難しさを覚える方が多いように思います。また自分を狭い枠に閉じ込めてしまい、しかも出口がないと思い込む、ということがあります。自分が閉じ込められて不自由なため、他の人がマイペースで好きなように振舞っているのを内心許せないことがよくあります。一番問題なのは自分を狭くて固い枠に閉じ込めているそのことに気付いていないことです。

  Fさんの場合は幸い早めにそのことに気付くことができ、しかもそこから抜け出したいという明確な希望を感じることができたのがパニック障害が改善する大きな原動力になったと思われます。  パニック障害はうつ状態を併発して慢性化することも多いので、早めに薬物療法にカウンセリングを併用することが望ましいと思います。



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